渋谷の美術館でゆったりと

お昼から渋谷の美術館へ行きました。
渋谷駅は苦手なんです。
行きたい方向の改札口とは逆の方向に出てしまってグルッと駅を半周です。

人の多いのも苦手です。
あのスクランブル交差点もぶっつからないように気を引き締めて、渋谷文化村通りを登ります。
東急デパートを左曲がってすぐに右に曲がると、そこはもう閑静な住宅が立ち並びます。

お目当ては戸栗美術館。
陶器専門の美術館です。

館内のコインロッカーに荷物を入れて、あっ１００円は後から戻ってきました。
階段登って第一展示場からです。

今回のテーマは青磁器です。
伊万里の薄いブルー、中国の濃い青磁。
青はかける釉薬の色なんです。
彫っているところは釉薬がたまって濃い青に、盛り上がったところは薄い青に、端正な色合いの中にも変化があります。
模様をつける方法も実物の青磁器にあわせて、丁寧に説明されています。

でも青磁ばかりで正直ちょっと疲れてきました。
一階のロビーで休憩です。
１００円をボックスに入れてサーバーからコーヒーをいただきます。
ロビーはゆったりとしたソファーと空間ですっかりくつろぎました。

さて第三展示室は伊万里焼です。
初期の単色の色付けからカラフルに、そして将軍への献上品としての一段と丁寧に焼かれた鍋島焼き。
これはもう見ごたえ十分です。
うっとりと見ほれて時間の立つのを忘れてしまいました。

駅からほんの１５分歩いただけで本当に渋谷駅の喧騒が嘘のような空間です。